懐かしい名前

パパの用事を済ませた後、実家へ。にいには行きの車中で寝てしまった為、外でおじいちゃんの車をいじっているパパには申し訳ないがおばあちゃんとこたつでとりとめのない話し。おばあちゃんが思い出したように「そういえばあなた、〇〇のおじさんがあなたの事を知っている人と会ったって」と。よく聞いてみると私が一番初めに就職した先の当時の専務だという。
そこは大きな会社だったけれど、新入社員で入った時からよく気にかけていただいていた。物静かな方だが、幅広くいろいろなところにまで目をむけていらっしゃった。
その方が伯父に私の話しをしたらしいのだ。伯父が”以前勤めていた”と私の名前を出したのかどうか、定かではないが、「彼女には期待していたのに」「何故オーストラリアなんかに行かせたのか?」と伯父に話したという。

専務でいらしたので、私などが直接仕事上で話す機会はあまりなかった。ただ、所属していた部署の飲み会などにいらっしゃった時にはいろいろなお話を聞かせていただいた。

その会社を辞めて、もう10年近くなる。そんなにも気にかけていただいていたとは知らなかった。ありがたいことだ。
確か副社長までされて、今は職を退かれたと思うが、伯父を通してお礼を伝えたいと思う。