アメリカ産牛肉輸入停止

今朝、朝食を食べながらワイドショーを見ていたらアメリカ産牛肉の輸入再停止について報道していた。
脊髄のついた牛肉を日本へ輸出してしまったようだ。コメンテーターや司会者が日本人とアメリカ人の食べ物に対する温度差があるのではと話していた。
結婚前、私は輸入関係の仕事をしていた。いろんな事があった。納期が遅れてこちらが怒っていても、さほど気にしている様子も申し訳ないという気持ちも伝わって来ない相手会社、商品のクオリティが悪いとクレームを出しても「なぜ?」「輸送途中に起こった事故のせいでキズになったのでは?」と言ってきた会社。売る立場なら買い手のニーズに最適な物を提供すると考えるのが私達だが、いろいろな国と関わりをもって、自分の考えが規準でないこともあるということを身をもって感じた。
そういえばオーストラリアにいた時、いろいろな国の友達ができたがお国柄とでもいうか、信じられない事が何度かあった。インドネシア人学生のパーティーに連れていってもらった事があった。予定開始時間が過ぎても誘ってくれたルームメイトは出かける様子はない。しびれをきらせ出かけようと声をかけると「まだいいよ」と。苛々する私になかば引きづられるようなかたちでルームメイトと会場に到着すると、まだ数人しかいない。一時間以上経ってからみんなやって来た。しかもみんな笑顔で遅れた事に対する詫びはない。帰宅後、そのことについて聞いてみたがいつもそんなもんだという。そして驚いたのは「ガルーダインドネシア航空だって時間通りになかなか飛ばない」という彼の一言。飛行機だよ?
話しがそれたが国が変われば考え方も変わることも多い。仕事をしながら覚えていった。今回のこともアメリカ側はそんなに重要なことではないと思っているのかもしれない。でも、危険部位は取り除いてという約束で輸入再開したんだから、再停止されても仕方ないと個人的には思う。

また価格に影響するのだろうか?