だってできないだもん・・・


我が家の兄妹は性格が真反対だと思っていた。
にいにはおとなしく穏やかで争い事は嫌い、お嬢はおてんばでわがまま。最近は二人が物を取り合いしていたりするとお嬢が怒ってにいにの大切にしているものをすっと取って走って逃げ、にいに凹むという事が多い。それでもお嬢の事をかわいいという。「全くしょうがないねー」なんて自分を犠牲にするにいに。かわいそうになる。
でも、やっぱり兄妹だと思ったことがあった。
負けず嫌いというか、一番になりたい思考が物凄いにいに。毎朝最近は幼稚園に行く前に縄跳びの練習をする。今朝は片足跳びと後ろ跳びの練習を一生懸命していた。
片足跳びはどうしてもだんだんスピードが上がってしまうので同じペースで落ち着いて、後ろ跳びはまず前に縄を置いてから始めたほうがいいと思うと練習を見てアドバイスをすると必死でアドバイス通りにやろうとするにいに。
が、今日はビニール素材の縄跳びで練習していたのでだんだんぐるぐると縄がよじれてくる。必死にやっているのに縄が邪魔をすることに相当頭にきていたのか、玄関のまえで突っ伏して「じょうずにできないー」と号泣。
アドバイスを受けてから跳べる回数も大分増えていたし、そのことを評価してかなり誉めたけれども本人は納得しない。自分の中できっと目標があるんだろう、そこに到達できない苛立ちと縄の苛立ちで泣き続けていた。
で、お嬢。午後に風船を持ってきて風船と一緒にジャンプして喜んでいた。「何回ポンポンできるかやってごらんよ」というと、天井に向かって風船をポンポンしながらラリーを続けていた。10回くらい続けていたので上手になったと誉めていたら一緒にやろうという。よーしと一緒にやったところ当然ながらラリーはお嬢一人の時よりも長く続く。
そこに納得のいかないお嬢。今度は自分でもう一度やるという。が、自分一人でやると何度やっても10回前後で失敗してしまう。それがどうやらとても悔しいらしく、「だってわたし、できないだもんー」と号泣。上手になったと誉めたところで聞き入れられない様子。
性格が違うと思っていた二人、こんなとこが似てるんだぁと新たな発見。唯一違ったのはお嬢は泣きながら「ママがわるいー」とわけのわからない理由でワタクシのせいにするところかな。
ワタクシも小さい頃、負けず嫌いだったのだろうか???実はあんまり記憶にない。小学生くらいの記憶はあるけれど、その頃には”どうやってもあの子には勝てない”という思いがすでにあったから、小さい頃にどうだったのか・・・
似てるところもあるじゃん、二人!!!でもちょっとその気持ちが強すぎるなぁ・・・・