悲しみの涙


今日はにいにの誕生日。朝から「おめでとうって言って!!」と強要していた。
少しだけ生まれた時の話しをした。何時頃生まれたか、どんな大きさだったか(生まれた時にメモリアルBearを作ったので抱かせてみました)など。6歳になった。大きくなったね、にいに。


夕方、バースデーケーキを取りに行った帰りの車中で幼稚園からのメールが。
同じクラスで、約2年、入院生活をしていたクラスメイトの男の子が今朝、亡くなったという訃報だった。
涙が止まらなかった。長い間入院していたようで、ワタクシはあまり顔も分からなくて、でも今年役員になって、年度末の卒園時に先生にプレゼントしようと子供達の写真を何か行事のたびに撮ったりしている中で、主任の先生からその子の事を聞いたりしていて、お母さんが平日の昼間はずっと病院についていてあげているなんて話しも聞いていた。この間の担任の先生の突然の入院に関しても、お見舞いの許可が出たらクラスメイトだし、その子のお家にも連絡してみようなんて話していたところだった。
お母さんの気持ちを考えると、辛いだろうなぁって、同学年の子供を持つ親として涙が止まらなかった。

告別式はクラスみんな、園バスで斎場に行く予定と書かれていたが、にいにはその日、園の了承を受けて体操教室の合宿に行く予定になっているので園に連絡し、明日、個人的にお通夜に連れていきたいと伝えた。
帰って来て、夕食の準備をしながらお香典は役員でまとめたほうがいいのかとか、いろいろ後になってどうするべきかといろんな事が頭をよぎり、もう一人の役員さんとメールのやり取りをしているうちにお嬢の担任から電話が来た。一人の年長児の親として(お嬢の担任の先生はにいにと同じ年長の子供を持つ親でもある)の相談だと。
先生も同い年の子供を持つ親として、今回のことはとても悲しい出来事で、ご家族のことを考えるとつらいことだと話しをした後に学年一同でお花を斎場にお願いしたらどうかという話しだった。
先生も電話の向こうでは涙声だった。ワタクシもお母さんの事を考え泣き、にいにがもし病気だったらと考え泣き・・・の涙声の電話だった。
他の役員にも電話で意見を聞き、明日園長に相談に行き、年長一同でお花をお願いしたいという話しをしたいとお嬢の担任に園長との連絡をお願いした。


にいにの誕生日が申し訳ないけど吹き飛んじゃった。ごめんね、にいに。
ワタクシは2時間近くいろんな人と電話をしていて、気付けばアイスケーキもどろどろ。にいにも寝るときにボソッと「部屋を暗くしてろうそく消したかったな」と。悪いことしちゃったかな・・・
にいにはお通夜に行こうねと話した時には「えぇっ・・・」と逃げ腰だった。以前、ワタクシの祖母の葬儀で顔を見て号泣したことがあって、それを思い出したのか・・・
たくさんのお友達に見送られたほうが幸せなんだよと話すとうなづいていた。
明日のお通夜、明後日の告別式にワタクシは行ってくる予定。ご家族の事を考えると涙が止まらないのが正直なところ。今でも。でも、彼には笑顔で「頑張ったね」って言ってあげたいと思っている。