宮城まり子さんとねむの木学園


今日は幼稚園が半日だったので前々から行きたいと思っていたねむの木村にあるねむの木こども美術館ににいにを連れて行ってきた。
宮城まり子さんという方をご存知でしょうか??自分は幼少の頃に宮城さんのこと、ねむの木学園のことを母から教わり、いつか訪れてみたいと思っていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E3%81%BE%E3%82%8A%E5%AD%90
宮城さんは歌手・女優であり日本で初めて肢体不自由児養護施設、ねむの木学園を設立された方。この人の事を調べれば調べるほど、物凄い人だなあと言いようの無い気持ちになった。PCに向かい学園や宮城さんの事を調べながらながらなぜか泣けてきたこともあった。
現在は静岡県掛川市の奥のほうにねむの木村があって、そこに学園や美術館、その他色々な施設がある。
ねむの木学園のHPは
http://www.nemunoki.or.jp/
以前からここの美術館に行ってみたいとずっと思っていた。でも子供がうるさくしたり、理解できない子供を連れて行くことにちょっと疑問を感じたりしていて、実際に子供がなんとなくでも理解できるようになったら一緒に連れて行ってあげようと思っていて、今日、にいにを連れて出かけてきた。



とても素敵な外観。壁の絵も子供達が描いたそう。もう一つ美術館があるのですが、写真を撮り忘れて・・・学園の子供達が描いた絵が展示されている美術館で、いろんなところで展覧会もされているので知ってる人もいるかも。国内はもちろん、海外でも開かれ、評価を得ているので。
色々なところで写真集などは見たことがあったりしたんだけれど、実際の絵を見てみるとものすごい。なんと言えばいいか、いいようのない、胸いっぱいの気持ちになる。すごく細かくて、緻密で、大胆でもあって。本当に障害を持った子供たちが描いたものなの??と驚きというか、驚きとはちょっと違うなあ・・・・なんか言いようの無い、胸から湧き上がってくるような何かがあって、涙も止まらなくなる。ホント間近でじっくり見たらものすごい。
もちろん館内は写真撮影禁止なんで、写真は無いのですが、絵の具のボコボコ感とか見ると、これを描いた子はどのくらいの時間をかけてこの作品を作り上げたのかとか、いろんなことを考えてしまった。
にいにも感じたものはあったよう。あえて感想は聞かなかったけれど、どういった子が描いた作品なのかは説明した。
美術館を二つ回った後は村の中のカフェで2人でお茶。

コーヒーとオレンジジュースを頼んだんだけれど、固さを試作中というオレンジゼリーまでいただいた。
美術館で宮城さんの本もお買い上げ

時々の初心 ねむの木学園の40年

時々の初心 ねむの木学園の40年

帯に書かれた”やさしくね やさしくね やさしいことは つよいのよ”という言葉、初めて目にしたときは涙がぽろっと出た経験があって、この本の帯をみて手が伸びた。
予約をすれば学園の見学もできるようですが。でも子供達の邪魔になるかな??
ずっと行きたかった場所だった。やっといけた。きっとここの美術館は年に数回、訪れることになると思う。ちっぽなことで悩んでちゃダメだよね。