子供への励まし方


最近読んでいる本がある。

ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ

ヨコミネ式 子供が天才になる4つのスイッチ

TV”エチカの鏡”の反響でかなり売れているらしいこの本、にいにの通う体操教室はこの横峯さんのYYプロジェクトに賛同しているせいもあって、ワタクシ個人的には体操教室の先生のやり方しかり、横峯さんの考え方には賛同する部分が多い。
やっぱり特に男の子は厳しく育てないといけないなあと改めて思っている今日この頃。

で、子供の話し。
にいには学校で百人一首をやっている。毎日なのかな??担任の先生が読み上げて2人1組で対戦して順位もつけている。何せ百人一首なんで句だけで100ある。で、使っているのが5色百人一首で”今回は○○色”という発表があり、毎回20句ずつでやっているらしい。
で、にいにさん。
初めの頃はすごく一生懸命やっていたにいに。それがこの間の参観日に教室を見たら順位が一番下になっていた。ええーっ!!!
にいにに聞いてみるとどうやら百人一首大会の同じ予選リーグに強い子がいるらしい。この間は1年生と3年生で大会をしたんだけれど、予選は4人のうち2人が決勝リーグにすすむようになっていた。で、にいにの予選チームには決勝リーグで1位と3位になった子がいるらしく、「俺がいくら頑張っても絶対に勝てない」という。
まあね、早い子は上の句の数文字を読み上げただけで取るから、完全に覚えていないと歯が立たないんだろうけれど、じゃあそこで頑張ればいいじゃん!!!と思うのが親。でもね、にいにいわく「俺だって頑張ったんだけど、どうやったってどう頑張ったって無理だったから百人一首は諦めた」と。
いろんな方向から旦那とワタクシとで誰だって頑張っているんだということを例を挙げたり、親の仕事で使っているメモ帳を見せたりして説明した。でもきっとにいににとってはあんまりピンと来ないと言うか、リアリティーのない言葉のようで納得がいっていない。きっとにいになりに頑張ったんだろうけれど、歯がたたなかったんだろうね。だから完全に自分の中で百人一首は諦めたんだと思う。負けても全然悔しくないとかいってるし(多分強がりだろうけれど・・・)、順位は下がる一方。
そして算数では繰り上がりのある足し算の計算カードが始まった。今回も1分以内合格ということで先生も話しをしているのでまだ宿題にはなっていないんだけれど、自主勉で足し算カードを始めた。もちろんはじめたばかりだから1分以内で出来るわけがないんだけれど悔しいのか泣き始める。百人一首のことがあって自信も確実に無くしている。
担任の先生に出す学習カードにそのことを書いてみた。どんどんビシビシやってくださいとの答え。先生はにいにの性格、わかってるね。
運動好きのにいに、やっぱり泣きながらでも一生懸命今まで頑張ってきて結果が出ることが多かった。それは運動しかり、勉強しかり。毎回母は結構厳しく勉強も見てきたし、あまり誉めたりしないで厳しく励ましながら、泣いても何でもいろんな話しをしながら泣くにいににやらせてきた。彼は経験によっていろんなことをクリアしてきた。練習あっての結果。
昨日も夕食の洗い物もしないでにいにの足し算カードに付き合い、泣いてるところを何度も一緒にやって、あきらめるといろんな話しをして励ましながらしばらく練習した。きっとこれから数週間またこんな日々が続く。百人一首であきらめてしまった気持ちをどうにかして”やれば出来る”と思えるように持っていきたいとワタクシも思っている。自信が本人を大きくさせるだろうしね。

横峯さんの本の中でも子供、特に男の子は甘やかすな!!とある。今回のこのつまずきがあったから、余計にうなずきながら本を読んでいるところ。
ここでワタクシが勉強しないといけないのはどうやって子供を励ますかだね。結局は本人の経験や努力がなければ結果は出て来ないのだろうけれど、百人一首の時の親の話しや励ましは彼にとってリアリティーが無かったようだし。
母も毎日が勉強だと思う今日この頃であります。